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プラモデルのスケールを理解する

  

プラモデルにはそれぞれスケールと呼ばれるものがあります。趣味の模型で楽しむ場合でも、スケールモデルのサイズ感をしっかりと把握することが大事なポイントです。スケールとは、例えば50分の1スケールの自動車のプラモデルとは、実際の自動車を50分の1の大きさにするとプラモデルと同じサイズになることがわかります。

 

スケールサイズは、そのプラモデル単体だけで問題になる事はありません。どのような時に問題になるかと言えば、他のプラモデルや人形あるいは背景などを入れた場合です。例えば、鉄道の模型を組み立てる場合、日本では144分の1のスケールが主流になっています。このとき、人形を側に配置した場合、その人形のサイズもやはり同じスケールになっていなければバランスが崩れてしまいます。ただし、全く同じサイズでなくても問題のないことが多いです。例えば、150分の1の人形だったとしても、ほとんど144分の1と大差がないため人間の目から見ればどちらも同じ位のサイズに見えます。ところが、80分の1の列車に対して150分の1の人形を置いてしまうと一気にバランスが崩れることになるでしょう。まるで小人がいるように感じるかもしれません。

 

建物を配置する場合はその大きさも意識する必要があります。建物も、ほぼ同じサイズであれば全く違和感がないでしょう。建物で問題になるのは、例えば怪獣などを撮影する場合です。怪獣は実際に存在しないため、実物大の大きさと呼ばれるものは存在しません。ですが、実物をイメージしてそのサイズに対してどれぐらいのスケールの商品を販売するかは明確にしていることがほとんどです。例えばモデルとなる怪獣を10メートルと設定した場合、100分の1ならば10センチの高さの怪獣を手に取ることになります。この時、怪獣が街を破壊している風景を撮影するならば、やはり両方とも同じ位のスケールにしておくのが撮影しやすいでしょう。ただ問題は、同じようなサイズの商品が販売されていない場合です。店舗に行ってもインターネット上のお店を見ても、同じようなサイズのものがなければ、バランスよく撮影するための方法は二通りしかありません。

 

その方法の1つは、自作をすることです。建物ならば、プラ板などで自作をすることも可能です。時間はかかりセンスも必要ですが、両方とも問題ないならば自分で同じサイズのものを作ってみると良いでしょう。もう一つの方法は、サイズが違うものでも、遠近法などを利用すれば同じようなサイズにすることも可能です。この場合は、撮影をする場合にも技術が必要になります。