ランボルギーニ「カウンタック」は、世界中で販売されている数多くの車の中でも、キング・オブ・スポーツカーとして有名な車です。ランボルギーニとして非常に人気のあった「ミウラ」という車種の後継車として、開発された車です。この車を開発したのはエンジニアのパオロ・スタンツァーニ氏です。
パオロ・スタンツァーニ氏は2017年に亡くなっています。この車の設計は、エンジニアリングの面でもデザインの面でも、非常に個性的でした。マルチェロ・ガンディーニ氏の作り上げたデザインは、非常に奇抜で未来の世界を連想させるようなスタイルを持っていました。ギアボックスとホイールベースのレイアウトが逆になっていることも、この車の特徴です。
この設計を実現するために、体積の大きいV12エンジンが車体の後ろ側へ縦方向に置かれました。カウンタックが初めて一般に公開されたのは1971年のことです。ジュネーブモーターショーにLP500仕様の車が展示されました。この車には5リットルの非常に大きなエンジンが搭載されていました。多くのファンが、早くこの車を購入したがったのですが、市販化するためにはオーバーヒートなどの問題を解決する必要がありました。カウンタックの販売が開始されたのは、1974年のことです。
発売以降、カウンタックは世界的に人気のあるスポーツカーとなり、本物だけでなく、ランボルギーニ カウンタックのミニカーも販売されるようになりました。カウンタック ミニカーは非常に細かい部分まで、本物を忠実に再現しているのが特徴です。カウンタックは大小数多くのダストが車体に取り付けられていますが、こうしたダストもミニカーにはほとんど再現されています。シザーズドアも正確に再現されています。