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プラモデルに使用するペイントの種類!徹底解説!

プラモデルや模型工作では、塗料を使って塗装すると、より本格的な仕上がりを楽しむことができます。と言っても、模型作りに適した塗料にはいくつかの種類があるので、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。ここではペイントの種類やその使い分けの方法などについて概要を紹介します。上手に完成させるためにも、ペイントの選び方などしっかりマスターしておきましょう。

 

まず最も普及しているのが、ラッカー系の塗料です。プラスチックへの食いつきが非常に良いのが特徴で、塗装するとよほどのことがない限りハゲ落ちてしまうといったことがありません。発色も非常に良く、赤や黄色といった原色でも鮮やかに塗装することができます。

 

ラッカー系のペイントは主に基本塗装として使うのが一般的です。プラモデルのベースにこれを使い、ウェザリングなどの汚しは他の物を使うといった感じです。食いつきが良い上に他の塗料を上から塗り重ねても溶けることがないため、ベースとして最適です。

 

欠点としては臭いがかなりきついことです。溶剤にシンナーが使われているため、換気をせずに作業を行うと大量に吸い込んでしまうことになり健康的にも良くありません。作業の際には必ず窓を開けて行うようにしてください。

 

次に使われることが多いのがアクリル系のものです。これは水を使って薄めることができるのが特徴で、わざわざ専用のシンナーを購入する必要がありません。ただし水を使って薄めると泡立ちやすいので、筆塗りを行う場合には専用のシンナーを使った方が良いでしょう。

 

水性なので塗るのに使った筆などは水を使って洗い流すことができます。シンナーを必要としないのでとても経済的です。しかしプラモデルへの食いつきはラッカー系に比べて劣るので、塗った後の扱いには注意しなくてはなりません。関節が可動する模型では、ちょっと擦れただけで色が剥がれ落ちてしてしまうので気をつけるようにしてください。

 

アクリル系の良いところは、臭いがそれほどきつくないことです。お子さんがいる家庭でもそれほど気を使うことなく作業することができます。

 

最後に紹介するのがエナメル系です。これは油を溶剤としている塗料で、ベースとして使うよりもウェザリングとしてよく使われています。乾きが非常に遅いので作業効率は低下してしまいますが、塗り重ねたりブレンドしながら塗っていくのが好きな方にはおすすめです。

 

溶剤が弱いので、他の上から塗り重ねても混ざってしまうことがありません。一方でプラモデルの材質によっては劣化させてしまうこともあるので、使う際には問題がないかどうか確かめてから行うようにしてください。