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プラモデルや模型などを組み立てるのに使うのが接着剤で、いろいろな種類があります。プラスチック用や瞬間用・エポキシ系などさまざまです。それぞれ特徴や違いがあるのでジャンル別にご紹介します。

 

接着剤はパーツ同士を同化させることができ、乾燥した後は強固に接着することが可能です。粘度が低くさらさらしている流し込みタイプや、粘度が高いドロドロしているスチロール樹脂系があります。流し込み(さらさら)タイプの場合、塗布した場所のモデプラモデルの表面を溶かし、パーツを融合することが可能です。パーツを合わせてから隙間に毛細管現象によって接着剤を流し込むのが主な用途です。

 

使用すると毛細管現象によりパーツの隙間に吸い込まれ、合わせ目においてはみ出すことなく接着することができます。尚、接着面の合が悪かったり隙間があると、強度が落ちるので注意が必要です。下処理においてパーツの合わせ目をしっかり調整することをおすすめします。

 

スチロール樹脂系(ドロドロ)タイプの場合、接着面において塗布してからいろいろなパーツを合わせることが可能です。溶け込んだ樹脂がセメントのようになり、パーツ同士に隙間があったとしても樹脂が埋めてくれて強固にすることができます。接着面に多めに塗布してから合わせると、樹脂がはみ出るので合わせ目を消すことが可能です。粘度が高いので接着面が小さかったり、流し込み接着剤では強度が得られないケースに利用します。多少隙間があっても接着できるので便利です。尚、粘度が高く接着剤の体積は大きくなるので、はみ出すことが多いでしょう。乾燥した後ヤスリで削り落とすと合わせ目においてできるスジをきれいに消すことはできます。

 

プラスチックを溶かして接着するので、溶かせない金属パーツには利用することができません。金属パーツに利用するなら、瞬間接着剤がおすすめです。塗装が済んだものの接着に使用すると、有機溶剤によって塗装が溶けるかもしれません。塗装した部品にはエポキシ系接着剤がおすすめです。エポキシ系接着剤は化学反応によって固まるもので、有機溶剤がそれほど入っていないので、塗料済みのものやクリアパーツに最適です。化学反応によって固まるので、接着強度は強固ですが塗装済みのものを接着した後誤って引っ掛けると、接着した面が塗膜と一緒に剥がれてしまうケースがあるので注意しましょう。塗装した金属を接着した箇所は、金属パーツと塗料などの食い付きも悪いので取り扱いには注意が必要です。